2007年8月31日｜ニュースリリース

2007年8月31日
ホームエレクトロニクス

お知らせ

IFA2007－“Live your music”をコンセプトに「高音質」「シームレス」をより鮮明に

ピュアオーディオ「Kseries」新モデルやピュアオーディオ性能を併せ持つAVコントロールセンター、
楽曲をワイヤレスで高音質伝送できるデジタルワイヤレスシステムなど高付加価値製品群を出品

　株式会社ケンウッド（社長：塩畑一男、本社：東京都八王子市）は、8月31日から9月5日までドイツ・ベルリンで開催されるIFA2007（ベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展）に、当社がめざす「高音質」と音と無線通信の融合による「シームレス・エンターテイメント」の世界観を一段と鮮明にする高付加価値型のホームエレクトロニクス新製品群を出品いたします。

IFA2007出展の背景と出展コンセプト

～“Live your music” いつでも、どこでも、お気に入りの音楽を手軽に、高音質で楽しんでいただくために～

　近年のデジタル化の波はオーディオ市場にも大きな変革をもたらしています。HDDやフラッシュメモリーの普及によって、ユーザーは大量の音楽コンテンツをDigital Audio Player（デジタルオーディオプレーヤー、以下D.A.P.）などに収録して持ち運び、いつでもどこでも好きな音楽を手軽に楽しめるようになりました。また、それは音楽を楽しむという文化の裾野を広げ、よい音に対するニーズも着実に増加しています。

　当社は、1946年の創業以来、「原音再生」をコンセプトに高音質再生の追及を続けていますが、最近では市場の変化を見据え、伝統的な音質技術やノウハウと最新のデジタル技術を融合することによって、デジタルメディア時代にふさわしい高音質再生を実現すると同時に、2003 年のIFAで当社が初めて提唱したホームエレクトロニクスとカーエレクトロニクスの統合による「シームレス・エンターテイメント」の具現化に向けた製品・技術の開発にも注力しています。

　こうした背景から、IFA2007では、デジタルメディア時代にふさわしい高音質製品群モデルのラインアップ拡充を推し進めるとともに、「シームレス・エンターテイメント」の世界観を一段と鮮明にするものとして、ピュアオーディオ性能を向上させながらUSBホスト機能を搭載したAVコントロールセンターや、無線技術を合わせ持つオーディオメーカーならではの提案として、PCやD.A.Pの楽曲をオーディオ機器に無線で高音質伝送できるデジタルワイヤレスシステムなどを出品します。

IFA2007の主な出品

①

国内外で好評のピュアオーディオ「Kseries」の新モデル

　2004年の発売以来、その音質に国内外で高い評価をいただき、現在の「高音質」モデルの潮流を作ったといえる「Kseries」の新モデルを出品します。
　国内・海外（欧州）で発売が予定されているCDレシーバー＋スピーカーの一体型モデルと、参考出品として、アンプ＋CDプレーヤー＋スピーカーのセパレート型モデルを出品します。
　「Kseries」新モデルでは、メディアの変化の流れを捉え、再生機能を強化しました。昨年末発売した「Kseries Esule」に搭載され、その音場再現力が話題となった当社独自の高音質化技術「Supreme EX」を進化させ、CDの作成過程でカットされた20kHz以上の高調波を再現し、その微細な信号付加により本来の音に近づけるこの高音質化技術を、パソコンを使ってCDに記録された音楽ファイル（MP3・WMA・AAC）にも対応させました。これにより、音楽に含まれていたはずの生楽器の美しい音の響きや、コンサートホールの空気感などの高帯域信号を再現することにより、収録現場の音を忠実に再現します。

②

ピュアオーディオ性能を向上させたUSBホスト機能搭載AVコントロールセンター

　従来、AVコントロールセンターは、映像や多彩なサラウンドモードを扱う多機能性から、音楽（CD）再生時の音質は、「ステレオアンプ」に劣るとも言われ、ユーザーの中には、AVコントロールセンターとステレオアンプ二台を使い分けている人もいる状況です。そこで当社は、AVコントロールセンターにステレオアンプと同等の音楽再生能力を持つ独自の再生モード「PURE AUDIO MODE」を持たせることで、一台二役の機能性を実現しました。
　さらに、上位モデルには、USB端子を装備しUSBホスト機能^*を搭載することで、近年急速に拡大したD.A.P.ユーザーの、音楽ライブラリを室内でもいい音で楽しみたいという要望にも応えます。
　* USBホスト機能･･･USB端子に接続された周辺機器を「親」として制御する機能

③

PCやD.A.P.内の楽曲をオーディオ機器へワイヤレスで高音質伝送するデジタルワイヤレスシステム

　新しいメディアの普及を見据え、2003 年のIFAで当社が初めて提案したホームエレクトロニクスとカーエレクトロニクスの統合による「シームレス・エンターテイメント」の世界観を一段と鮮明にする製品として、D.A.P.などの楽曲をオーディオ機器へワイヤレスで高音質伝送するデジタルワイヤレスシステムを出展します。
　すでに国内で販売を開始したこの製品は、9月末には欧州でも販売することが決まっており、会場では、USBオーディオとアナログ入力の2系統の入力端子を装備したこの製品を使い、音質劣化の少ないデジタル方式の信号で高音質転送するワイヤレスシステム「SLG-7」の便利さを実際に体験していただきます。

　IFA2007には、これらの製品とともに、海外市場向けに商品化したUSB対応マイクロステレオや、昨年の発売以来好評を得ているUSB対応カーオーディオも多数展示されております。当社では、外出先でも、室内でも、車内でも、「いい音」で、手軽に「シームレス・エンターテイメント」を楽しんでいただける製品、そして、それによって生まれる「驚きや感動」を提供していきたいと考えております。

　ケンウッドは、ホームエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ（無線機器）の3事業を手がける唯一の音響専業メーカーとして、ホームオーディオとワイヤレススピーカー、カーエレクトロニクスをデジタルメディアで結ぶ新しいシームレスなエンターテイメント環境を実現することで、デジタル/ネットワーク時代にふさわしい「音のエンターテイメント」の新境地を開拓していきます。

ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で、人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

本件に関するお問い合わせ先

報道・出版窓口：株式会社ケンウッド CR統括部広報・IR室波木
TEL：042-646-6724　FAX：042-646-1440　E-mail：pr.qa@kenwood.co.jp

一般顧客窓口：ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL：0570-010-114（ナビダイヤル）　携帯電話・PHS・IP電話：045-933-5133　FAX：045-933-5553