株式会社ケンウッド※（社長：塩畑 一男、本社：東京都八王子市）の100％子会社であるシンガポール工場（KENWOOD Electronics Technologies Singapore：以下 KETS）が、シンガポール政府が設立したSPRING（Standards, Productivity and Innovation Board：規格・生産性・革新庁）主催の、同国内の優秀な製品やサービスを提供する企業の経営品質に対して表彰を行う「SQA」（Singapore Quality Award）において、「INNOVATION EXCELLENCE AWARD」を受賞、また11月17・18日の両日にプレゼンテーションを行いましたことをお知らせいたします。
※株式会社ケンウッドは、日本ビクター株式会社との経営統合にともない、2008年10月1日付で株式移転の方法により設立された共同持株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社」の100%子会社となりました。
「SQA」は経営（マネジメント）の質を表彰の対象にしており、顧客が常に「価値が高い」と感じる製品やサービスを生み出すために、経営や組織の課題に気づき、それを革新（イノベーション）して経営（マネジメント）の質を高める活動を、「経営品質向上活動」と捉え、それを支援し優秀な組織を表彰するものです。また、米国国家品質賞「マルコム・ボルトリッジ国家品質賞」（MB賞）と同様の審査基準、審査プロセスを経ており、日本経営品質賞( Japan Quality Award )、欧州品質賞( The European Quality Award )をはじめ、世界80ヶ国以上で同じコンセプトの経営品質賞が展開されています。
KETSにとってこの「INNOVATION EXCELLENCE AWARD」受賞は、一昨年のEDB（シンガポール経済開発庁）主催で優秀な製造業に対して贈られる「MAXA 2006」Finalist受賞、そして昨年の「MAXA 2007」INNOVATION AWARD受賞に引き続く栄誉で、シンガポールでの様々な業種、団体の中から評価を受けたことになります。私たちは、昨年の「MAXA 2007」INNOVATION AWARD受賞後も、継続的な生産革新活動を展開し、一層の品質改善を達成した点や、シンガポール国内のリソースを活用した研究開発への積極的な取り組みが評価され、今回の受賞にいたったと考えており、当社の生産工場としての品質信頼性の高さや、開発能力の高さ、環境問題への取り組みなどあらゆる面において、国際的な評価を受ける高い水準をクリアしたことの証といえます。
去る10月7日に授賞式、11月17・18日の両日、シンガポール市内のホテルで受賞各社によるセミナーが行われました。イノベーション、リーダーシップ、人材育成、顧客サービスなどのテーマについて、受賞各社がどのように取り組んでいるかを披露し、他社が行っている最良の経営手法を分かち合うという主旨のセミナーで、一般にも公開されています。KETSからは代表取締役社長の水原を含め5名が講演を行いました。当社は、今回の受賞を励みとし、今後も世界各国で事業展開を広げるグローバル企業として、その信頼性、革新性、持続性にいっそうの磨きをかけ、たゆまぬ努力を続けていきます。
|
