PCや携帯電話を介した音楽配信によるシングル曲の販売量がCDシングルの販売量を上回る現在の市場において、ユーザーが音楽を楽しむスタイルはこれまでのCDやMDといった固形メディアから、iPodをはじめとするデジタルオーディオプレーヤー(以下、「D.A.P.」)やPC・携帯電話などのデジタルメディアに収録した音楽データを楽しむというスタイルに大きく変化しています。音楽を楽しむライフスタイルの変化に伴って、市販向けカーオーディオ市場では、車室内でもD.A.P.やUSBメモリーに収録した音楽コンテンツを楽しみたいというニーズが増加しています。また、カーオーディオを選ぶ際に、そうした外部メディアとの接続はもちろん、装着した際の車内におけるデザイン性・インテリア性を重視する傾向も高まっています。このような市場背景から当社では、iPodやUSBメモリーなど様々なメディアとの接続を可能とし、さらにイルミネーションを充実させ車内を華やかに演出するセンターユニット「I-K50」を発売します。
今回発売する「I-K50」は、付属の接続ケーブルを使用することでiPodはもちろん、iPhoneに収録した楽曲の再生・コントロールに対応する「Works with iPhone」製品です。また、ミュージックサーチ機能やiPod本体で操作可能なコントロールハンドモードを搭載することで、iPhone/iPod接続時の操作性を大幅に改善しました。さらに、フロントパネルにUSB&AUX端子を装備しているので、D.A.P.やUSBメモリーなど多様化するさまざまなメディアに対応が可能です。
また、ボリューム操作時やソース選択時など、ユーザーの操作に応じたイルミネーションの演出を可能にする「アドバンスド・イルミネーション・エフェクト・ライト」を採用し、デザイン性を高めました。さらに、本来、USB&AUX端子を車内に舞うホコリなどから保護する保護機構であるスライドカバーにもデザイン性を追求し、さらに夜間の接続を考慮したポートイルミネーションを搭載することで、操作性とともにフロントパネル全体のデザインクオリティがより一層向上しました。
ケンウッドは、iPodに代表される様々なワイヤレススピーカーとの接続を実現するUSB端子およびAUX端子の搭載や、高いデザイン性・操作性など、多様化するお客様の音楽ライフスタイルに対応した製品を投入することで、市販向けカーオーディオ市場におけるプレゼンスの一層の強化をめざします。 |