2021年1月14日
新たに「音声コマンド機能」を搭載した2カメラドライブレコーダー2モデルをラインアップ
~「運転支援機能」には、前方への割り込みや後方からの急接近※1などの‟あおり運転“検知機能を追加~
株式会社JVCケンウッドは、ケンウッドブランドよりスタンドアローン型ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前方と後方の同時録画に対応した前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」と、前方と車室内の同時録画に対応した車室内撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MP760」の計2モデルを2月中旬より順次発売します。
※1:「DRV-MR760」のみ対応。
品名 | 型番 | 希望小売価格 (税込) |
市場推定価格 (税込) |
発売時期 |
---|---|---|---|---|
スタンドアローン型 前後撮影対応2カメラドライブレコーダー |
DRV-MR760 |
オープン価格 |
35,000円 |
2月中旬 |
スタンドアローン型 車室内撮影対応2カメラドライブレコーダー |
DRV-MP760 | 37,000円 | 3月中旬 |
*「市場推定価格」は、発売前の商品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。なお、商品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます。
昨年6月に施行された改正道路交通法により、“あおり運転“は「妨害運転」として規定され、新たに罰則も創設されました。ドライバーの危機感もさらに高まっており、「ドライブレコーダーは自動車の運転における万が一のトラブルを録画するとともに、防犯の役割も担う」という意識が定着してきています。こうした背景などもあり、ドライブレコーダー市場では現在、前方と後方、あるいは前方と車室内という2つの視点から映像を記録できる2カメラモデルへの需要が急激に高まっています。
この市場ニーズに伴い、当社も2カメラモデルのラインアップを拡充しており、その最新モデルとしてこのたび、前方・後方撮影に対応する「DRV-MR760」と、前方・車室内撮影に対応する「DRV-MP760」を発売します。両モデルは、当社がこれまで高い評価を得てきた高画質・長時間録画などの高い基本性能を備えつつ、機能面を強化しました。
まず、緊急時にユーザーが声で3つの基本操作(録画開始、写真撮影、表示切替)を行うことができる「音声コマンド機能」を新たに搭載。例えば走行中、ユーザーが「録画開始」と発話すると、ハンドルから手を放さずに緊急的に手動録画を開始でき、録画映像は常時録画で書き換えがされない専用フォルダに自動的に保存します。
また、‟あおり運転“への対応をさらに強化するべく、「運転支援機能」に‟あおり運転”の検知機能を追加。前方車の割り込み運転や蛇行運転の繰り返し、後方車の急接近※1を検知して、ドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、自動で録画を開始します。
「DRV-MP760」は、タクシーやトラック事業者などのニーズに応え、車室内カメラに広角レンズを採用。車室内の左右の窓越しの映像までとらえることができるため、側面からの衝突や接触事故などにも対応します。また、「駐車録画」に対応した車載電源ケーブルを付属しています。
自車の前方に加え、後方の車の動きなど、前後の状況を同時に録画できます。
自車の前方に加え、車室内の状況を録画可能。車室内用カメラは「赤外線LED」を搭載し、光量の少ない夜間やトンネル内などでの車内録画にも対応します。また、新たに「水平152° 垂直80° 対角182°」の広視野角レンズを採用し、左右の窓越しにクルマの側面までの映像をとらえることができます。
車両から直接給電できる車載電源ケーブルを付属。車室内のシガープラグを使用せず、スッキリとした設置を可能にするとともに、エンジンOFF時に衝撃を検知すると録画を開始する「駐車録画」に対応しています。
走行中、ユーザーがハンドルから手を放さずに、発話によって主な基本操作を行うことができる「音声コマンド機能」を搭載しました。音声コマンドは、緊急時などに手動録画を開始できる「録画開始」のほか、静止画撮影ができる「写真撮影」、表示画面を切り替えられる「表示切替」に対応します。
「運転支援機能」に前方の割り込み運転や後方急接近※1などの゛あおり運転“検知機能を追加(詳細後述)。前方車が割り込み運転や蛇行運転を繰り返すと、ドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、設定により自動的に録画を開始します。
万が一の際に迷わず、すばやく手動録画を開始できる大きな「緊急イチ押し録画ボタン」を本体底面に搭載。ボタンを押すだけで録画をスタートでき、また録画映像は常時録画で書き換えがされない専用フォルダに自動的に保存します。
メインユニットの前方用カメラに加え、2ndカメラ(後方用カメラ「DRV-MR760」、車室内カメラ「DRV-MP760」)もフルハイビジョン録画に対応。ナンバープレートや標識など、走行時の映像をより細部まで高精細に録画します。
前方用カメラに加え、2ndカメラ※2(後方用カメラ)にも「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載。逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した映像を録画します。
※2:2ndカメラのHDRは「DRV-MR760」のみ対応。
車載電源ケーブル「CA-DR100※3(別売)」を使用して、24時間365日の駐車録画に対応します。駐車中、前方用カメラに内蔵のGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動して前後2台のカメラで撮影した映像を記録(1ファイル20秒)。その後、「駐車録画」専用フォルダに保存します。微小な暗電流を使用するためバッテリーへの負担を抑えます。
※3:「DRV-MP760」は同等品を付属。
従来モデルと比べて「駐車録画」の起動時間を短縮しました。乗車直後や駐車中の衝撃を検知した際に、より素早く起動して撮り逃しを防ぎます。
フレームレートを通常の27.5fpsから13.7fps(長時間モード1)、3.4fps(長時間モード2)に変更が可能。最長約43時間※4の長時間録画が可能です。
※4: microSDカード128GBを使用してHD録画/3.4fpsの場合
エンジンのON/OFFに連動して、本体の電源ON/OFFの手間なく自動で録画がスタート/ストップします。
Gセンサーの搭載により、突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると、自動的に録画を開始し、イベント記録専用のフォルダ(書き換えがされない専用フォルダ)に記録します。
常時録画中でも、必要に応じて手動で録画ボタンを押すと、常時録画とは違うイベント記録フォルダにデータが記録されるため、データの呼び出しや保存がしやすくなります。
車載電源ケーブル「CA-DR100※3(別売)」を使用することで、24時間365日の長時間駐車監視録画に対応(前述参照)。
走行中に車両前方10m以内に車両を検出すると、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始します。
走行中に車両前方20m以内で車両が車線内の蛇行をしていた場合に、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始します。
走行中に車両後方5m以内に3秒以上車両が接近したことを検出すると、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始します。
時速30km以上で走行中、自車と前方の車との距離を検出し、安全な距離が保たれていない場合に、画面表示と警告音で知らせます。
時速60km以上で走行中、現在の車線からはみ出してしまった際に、画面表示と警告音で知らせます。
※5:片側2車線以上の道路で、車線変更を行う際にも動作します。速度は目安です。
自車が停止中、前方車両の発進に対し自車の発進遅れを検出した場合に、画面表示と警告音で知らせます。
連続運転を長時間続けると画面表示と警告音で知らせるリフレッシュ通知機能を搭載。ドライバーの安全運転をサポートします。
Gセンサーにより車の動きを検知し、運転の仕方を自動診断します。診断結果はアイコン表示で知らされるため、エコドライブの参考にできます。
※9:支払条件等の詳細はドライブレコーダー協議会のホームページをご確認ください。
DRV-MR760 | DRV-MP760 | ||||
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本体仕様 | メインユニット | 電源電圧 | DC14.4V(8.5V 〜 16V:12V 車専用シガープラグコード付属) | DC14.4V(8.5V 〜 16V:12V 車載電源ケーブル付属) | |
録画時消費電流(最大) | 400mA(650mA) | 450mA(700mA) | |||
測位衛星 | GPS | ||||
Gセンサー | −3.0G~+3.0G:6段階 | ||||
液晶サイズ | 2.7型 フルカラーTFT液晶 | ||||
撮像素子 | 1/2.7型 フルカラーCMOS | ||||
最大録画画角 | 水平:約126°/ 垂直:約63°/ 対角:約150° | ||||
F値 | F1.8 | ||||
動作温度範囲 | -10℃~+60℃ | ||||
2ndカメラ | 撮影素子 | 1/2.7型 フルカラーCMOS | |||
最大記録画角 | 水平:約126°/ 垂直:約63°/ 対角:約150° | 水平:約152°/ 垂直:約80°/ 対角:約182° | |||
F値 | F1.8 | F2.0 | |||
動作温度範囲 | -10℃~+60℃ | ||||
赤外線LED(IR LED) | - | 850nm 5個 | |||
撮影関連仕様 | 記録解像度(最大) | Full-HD(1920 × 1080)(動画最大約207 万画素) | |||
フレームレート | 27.5 / 13.7 / 3.4 fps | ||||
記録方式 | 常時録画/イベント記録/手動録画/駐車録画※10、※11、※12 | ||||
常時録画ファイル単位 | 1 分(標準)、2分(長時間1、長時間2) | ||||
録画フォーマット(動画) | H.264(MP4) | ||||
録画フォーマット(静止画) | JPEG 準拠(最大:1920 × 1080) | ||||
記録映像再生方法 | 本体、もしくはWindows®標準のWindows Media Playerなど。 専用ビューアーソフト対応(当社ホームページよりダウンロード)※13 |
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記録メディア | microSD カード 16GB ~ 128GB 対応 Class 10 以上 | ||||
寸法等 | 外形寸法(約) (W×H×D) |
メイン ユニット |
89.0mm×50.0mm×38.3mm (ブラケット取り付け時高さ:最大84.0mm) |
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2nd カメラ |
60.0mm×25.0mm×28.6mm (ブラケット(テープ貼付け)装着時高さ:最大53.0mm) |
44.0mm×37.2mm×30.4mm (ブラケット(テープ貼付け)装着時高さ:最大73.0mm) |
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質量(約)(重さ) (ブラケット/ケーブル含まず) |
<メインユニット>112g (microSDHCカード含む) <2ndカメラ>26g |
<メインユニット>112g (microSDHCカード含む) <2ndカメラ>38g |
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電源ケーブル長 | 3.5m(シガープラグコード) | 3.5m(電源ケーブル) | |||
接続ケーブル長 | 8.0m(車外後方カメラ用ケーブル) | 0.6m(車室内カメラ用ケーブル) |
※10:「DRV-MR760」の駐車録画には、車載電源ケーブル「CA-DR100」(別売り)が必要です。
※11:撮影タイミングはメインユニット(前方用カメラ)に連動します。
※12:駐車録画時の衝撃検知はメインユニット(前方用カメラ)が検知した場合に作動します。
※13:対応OS:Microsoft Windows 8.1/10(32/64bit)、Apple Mac OS X 10.13以上。ビューアーソフトは最新バージョンをお使いください。
<「DRV-MR760」>
<「DRV-MP760」>
【報道関係窓口】 | 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ TEL : 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地 |
【お客様窓口】 | JVCケンウッドカスタマーサポートセンター TEL : 0120-2727-87(固定電話からはフリーダイヤル)/ 0570-010-114(携帯・PHSからはナビダイヤル)/ 045-450-8950(一部IP電話) |
本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。