デジタル無線機には、アナログ無線機特有のホワイトノイズがないため、クリアな音声で通話ができます。
〈上図〉アナログではホワイトノイズにより音声が埋もれ、聞き取りにくくなります。
〈下図〉デジタルではホワイトノイズがないため、音声を明瞭に聞き取れます。
当社のオーディオメーカーとしての先進技術を活かし、より一層の高音質設計にこだわり、AMBE+2TMボコーダーを搭載したDSPを採用。また、DSP内部処理の最適化により、デジタル音声特有の「遅延」を最小限に抑制します。
16bit(32,767通り)のデジタル暗号処理で高い秘話性を実現します。
グループで同じユーザーコードを設定していれば、グループメンバーから呼出があったときだけスピーカから音声が聞こえます。デジタル簡易無線で511通り、一般業務用無線:63通りの選択が可能です。
※この図はイメージです。
アナログ無線機のように、通話距離が離れ受信信号強度が弱まるにつれて相手の音声が聞き取りづらくなることがなく、一定の距離までは遠近にかかわらず明瞭に聞き取れます。
高域(HIGH)・中域(FLAT)・低域(LOW)から明瞭度の高い音質を選択できる「オーディオ・イコライザー」の他、送話音量・受話音量を自動的に調整する「オートボリューム(自動マイクゲイン制御)」、送信音声のノイズを除去する「ノイズサプレッサ」などを搭載。使用環境に応じて聞き取りやすい音質の調整・選択が可能です。また、送信音質を向上させるため外部接続をするマイクの種類によって最適な音質に制御する「外部マイク選択機能」も搭載しています。
ARIB STD-T102狭帯域デジタル通信方式に準拠。電波の有効利用が可能で、リーズナブルな導入費用でデジタル化をサポートします。タクシー無線(TCM-D244)としても採用可能です。
幅120mm×高さ25mm×奥行150.4mm(突起物を含まず)のコンパクトサイズ。既存の当社アナログ車載無線機と同等サイズで開発、取付金具も共通設計で付け替えもスムーズです。ワンタッチ式車載アングル採用しています。
受信LEDとファンクションキーを装備したスピーカーマイクロホンを付属しています。
アクシデント発生時など、緊急の連絡が必要な場合に頼りになるエマージェンシー機能にも対応しています。(※1)
VHF帯簡易無線TCM-D144CRシリーズはデジタルアナログのデュアルモードで全チャンネルを装備。
デジタル28ch(内9chはデータ専用波)、アナログ9chを装備。
電界強度を5段階でわかりやすく表示。また、個別呼出機能※1時に、ID番号だけでなく、送信側の名称を日本語でわかりやすく表示することで、素早い判断が可能となり、運行管理を行うオペレータを強力にバックアップします。チャンネルネームは最大4文字、送信側名称などは最大6文字まで表示可能です。
24V電源入力に対応しているため、バスなどの大型業務用車両でも利用できます。
本体背面に、バッテリーラインとは別に専用のACCラインを装備。車のACCに連動し無線機の切り忘れ防止が可能。また、ACC OFF後、無線機電源OFFまでのタイマー設定も可能(※1)です。
制度改正により75チャンネルの利用が可能となりました。さらに中継用に新設された10ペアチャンネル※に対応。
別売の中継器TCB-D239CRを採用すれば通話エリアが大幅に広がり、山を隔てた山間部、ビルの立ち並ぶ都市部など、従来の不感エリアでも通話が可能となります。
※規定された20波の周波数による10ペアチャンネル(D1~D10)の設定が可能です。
UHF簡易無線中継器(免許局)
簡易無線中継器(別売)は適切な場所に設置し、設置環境に応じた周辺機器(電源・アンテナ・空中線共用器など)が必要です。
詳しくは販売代理店または弊社までお問い合わせ下さい。
※1:代理店オプション。