NEXEDGE® CR(ネクスエッジ・シーアール)とは
総務省により2023年に制度化されたデジタル簡易無線免許局の中継用チャンネル(3D)を
利用したJVCケンウッドのデジタル簡易無線中継システムの総称です。
デジタル簡易無線中継器「TCB-D239CR」を中心とした「NEXEDGE® CR」を導入することで通話エリアを拡大できます。
さらに、これまでデジタル簡易無線機の端末同士では電波の届かなかった不感エリアの解消に有効です。
注:3B/3Cはデジタル簡易無線免許局の陸上・海上での単信運用(75チャンネル)、3Dはデジタル簡易無線免許局の陸上・海上での中継運用(10ペアチャンネル)を表します。
注:使用例は一例です。本システムは、あらゆる環境での通話を保証するものではありません。通話エリアの確保は、お客様のご使用の環境に応じて適切な場所に簡易無線中継器を設置する必要があります。必要な周辺機器や各機器の設置については、販売代理店にご相談ください。
工場・倉庫・コンビナート・プラントなど
端末同士では広大な施設すべてのエリアをカバーできず同一建物内の通話に限られ、エリア移動時にはチャンネル切替が必要となる。
広大な敷地や建物をまたがる通話も可能となり、異なる建物のスタッフとも連携がスムーズにできます。
NX-330EXE CT、TCP-D751 CT、TCP-D261BTE/TCP-D261E、TCM-D244E CT
ホテル・大型商業施設・複合ビルなど
端末同士では壁や床に遮られ通話できないフロアがあったり、移動時にチャンネルの切替が必要になるなど、スタッフの連携が取りづらい。
多層階の異なるフロアとも通話ができるので、スタッフ間のシームレスなコミュニケーションが可能になります。
TCP-D751 CT、TCP-D261BTE/TCP-D261E
山林・ダム・農場など
公共の通信インフラが未整備の山間部などでは携帯電話が使用できないために、連絡を取りあうことが極めて困難。
公共のインフラに頼らないので、電波が届かない不感エリアの作業現場でも通話が可能になります。
TCP-D751 CT、TCP-D261BTE/TCP-D261E、TCM-D244E CT
スタジアム・テーマパーク・スキー場など
広大な施設では通話できないエリアもありスタッフの連携が難しい。
コストをかけずに広い施設をカバーできる通信システムを確保したい。
施設の全エリアをカバーできるのでスタッフ間の業務連携がスムーズになり、公共の通信インフラに依存しないためランニングコストも抑えられます。
TCP-D751 CT、TCP-D261BTE/TCP-D261E、TCM-D244E CT
●明瞭な音声通話を実現
・中継器は端末から受信したデジタル音声をそのまま中継するため、音声の劣化が生じず、中継時も端末同士と同じ音声品質を実現しています。
●送信UC/受信UC(ユーザーコード)の組み合わせによる最大16通りの中継動作
・デジタル簡易無線機の端末でユーザーコードを使い分けている場合に、中継器でも最大16通りのユーザーコードが設定できます。
●個別ID/グループIDを使用した中継動作
・中継器で個別IDやグループIDを指定することができ、システム上の端末を制限することもできます。中継器は許可された個別IDとグループIDの通話のみを中継します。
●Webツールによる状態監視、遠隔操作などが可能となり、メンテナンス性も向上
・中継器をIP網に接続することで、Webツールによる状態監視や遠隔操作が可能です。中継用チャンネルの切り替え時も、わざわざ中継器の設置場所まで行って変更する必要はありません。
*3Cと3Dおよび3Tは無線機本体の機種銘板に種別コード「3C 3D」「3T」と表示がある場合のみ対応しています。
※Bluetooth®は2.4GHzの周波数を使用しています。周囲の環境や電子レンジなど2.4GHz帯を使用する機器や無線などの干渉により、音が途切れたり、通信距離が短くなる場合があります。
※Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、株式会社JVCケンウッドは、これらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
●NEXEDGE®は株式会社JVCケンウッドの登録商標です。●システムを構成するために必要な周辺機器(電源、空中線共用器、アンテナなど)は販売代理店または弊社にお問い合わせください。●仕様・意匠は改善のため予告なく変更することがあります。●簡易無線中継器TCB-D239CRは防爆構造型式検定を取得していない為、防爆環境に設置する事はお控え下さい。